電子観望はこだわらない天体観測です【コスパとタイパが大事】

りょうけん座銀河M51ドブソニアン30センチとuranus-cで電子観望
僕たちには時間がない!

サブスクの浸透によってあらゆる情報があふれています。音楽、映画、小説、漫画、アニメetc.

どれもが楽しくて魅力あるものばかりです。どれかひとつにじっくり時間をかけて取り組んでいる暇はありません!

見る!聞く!読む!だけで精一杯です。作った方には申し訳ないのですがこだわって、学習している時間はありません。

情報のひとつとして知っているだけで充分なのです。本当に嫌な時代になりましたね(笑)

こんな時代にはそれにふさわしい天体観測を始めましょう。簡単にできてお金のかからないサラッとできる電子観望と呼ばれる観測方法です。

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こだわらない天体観測のススメ!非日常の世界を体験

天体観測は体験できるエンタメ。健全な娯楽。そして電子観望が貴方を科学者とアーティストにしてくれます。電子観望とは望遠鏡とパソコンをつないで天体をパソコンの画面で見る方法です。

何が凄いというと肉眼ではさっぱり見えない銀河や星雲の姿を天体写真のように見えます。しかもケーブルで繋いでいますから望遠鏡は外に設置して室内のパソコンで観測です。

厳寒の寒さも夏のやぶ蚊も関係ありません。複数のひとと画面を共有もできます。見たい天体を室内からWifeで指定すると望遠鏡が勝手に導入してくれます。

観測できる天体は夜空に無数にあるといっても過言ではありません。

これまでの天体観測を全否定

天体観測には眼視観測と天体写真があります。現在は天体写真が花形でしょうか?

どちらも簡単にはできない世界です。理由はだいたいこんなところでしょうか。

  • 天体の知識
  • 高額な機材
  • 機材にかんする高度な知識と技術
  • 過酷な自然条件

こんなものが天体観測をマニアの趣味にとどめていました。

電子観望で見えない天体の姿を追いかける

僕たちには貴重な時間を投入している余裕はありません。できるだけ簡単でコストのかからない天体観測にしましょう。

夜空には無数の天体が隠れています。いちどでも自分で見ることに意味があるのです。

不思議な形状をした天体を自分の手で確認できるのが電子観望です。

画像はオリオン座にある馬頭星雲と呼ばれる星雲です。うっすらと馬の頭のようなものが見えませんか?昭和時代であればこの程度の物でも天文台で撮った天体写真です。

天体の知識【アプリがあれば大丈夫】

最低限の知識で充分です。星座や星の名前が必要にはなりますが天文アプリを活用しましょう。

望遠鏡の操作もアプリを使いますがそのなかに見たい天体も入っています。

アプリをポチポチするだけで次からつぎと天体を観測できます。

高額な機材【コスパ重視で初心者用でも満足】

どんな世界でも性能を求めると高価になります。上限はありません。

電子観望でも同じなのですが、こだわらなければ初心者用の機材でもかなり面白い世界を楽しめます。

意識をどこに置くかで評価は変わってきます。

星雲や銀河の形状、構造、土星の環が見えるだけなら初心者用で充分です。

予算10万円でスタートできます。

機材の高度な知識と技術【知識と技術は不要】

機材に対する知識や技術はマニアになればなるほど深いものがあります。眼視観測でも天体の導入だけでなく眼視の識別能力も職人芸の世界ですね。

さらにカメラや画像ソフトの知識も含めれば膨大な時間が必要になります。無駄な時間をかけている暇はありません!

最低限の知識と技術でとりあえず電子観望しましょう。見るべき天体は無数にあります。品質にこだわっている暇などないのです。

過酷な自然条件【楽してタイパをあげる】

天体観測は自然条件に大きく作用されます。天候次第で観測できないこともあります。

屋外での観測では厳冬の厳しい寒さや夏の虫や最近は熊の出没まであります、気苦労は尽きません。

さらに現代は街灯や室内照明の影響が大きく夜空に星を見ることが厳しくなっています。

光害に対しては光害カットフィルターの活用という方法があります。

どれも電子観望することで解決です。

自宅の室内や車内でパソコンを見ながら観測してデータを保存です。気に入れば時間のある時にデータを加工して楽しむだけです。

どんな天体を電子観望できるのか?

望遠鏡で見える天体であればどんな天体でも電子観望できます。

月を見たらクレーター、土星の環、木星のガリレオ衛星、本体の縞々、大赤斑は最近は小さくなっているのですこし苦しいかもしれません。

なにより望遠鏡では見えませんが銀河、星雲、星団といった淡くて薄いひかりもライブスタックという機能を使うことでしっかりとあぶり出します。

パソコン画面にはっきりと表してくれます。データなので保存することができます。

銀河、星雲、星団をDSO【Deep Sky Object】と呼びますがこれらは、どんな大きな望遠鏡を使ってもぼんやりとした白い光芒にしか見えません。驚くほどショボい見え方です。電子観望では天体写真に近い姿を画面上に見せてくれます。

電子観望でカジュアルな天体観測

あらゆる情報が氾濫している現代で趣味に時間やエネルギーを費やすにもコスパを考えましょう。

現在市販されている初心者用の機材を活用すれば電子観望は難しくありません。

予算は10万円でスタートすることもできます。

機材を改造して性能を上げることもできますが、そんなことよりも市販品を普通に活用するだけでも楽しめます。

銀河や星雲は基本的に肉眼では見つけられません。ファインダーを使ってもほとんど見つけることができません。どのように天体望遠鏡に導入していたかというと、近くにある恒星を目印にして検討をつけて掃天していました。いまは自動導入で簡単に暗い天体でも見つけることができます。

見えたらOKの電子観望【質より量】

画像は2022年3月にした電子観望の成果です。

ふたつの銀河が衝突しているNGC銀河2207です。

カスカスの画像で星も流れていますがこれでいいのです。

技術があがればもっと上手に撮れるのでしょうが、ほかにも見るべき天体は無数にあります。数をこなしていけば少しは上達するだろうと思っています。

13センチ初心者用ニュートン反射の実力【入門用望遠鏡】

NGC309・くじら座の10等級の銀河。こんな小さな銀河ですが渦巻きがわかります。

DSO(銀河、星雲、星団)と呼ばれる天体はカタログナンバーがふられています。

M(メシエ)ナンバーには110まであります。メシエ天体は明るいものが多く、すべて13センチで観測可能です。

メシエにくらべると暗いのですがNGCナンバーがあります。こちらは無数です。そのうち1000以上は観測可能です。なかにはメシエに負けない大きくて明るいものもあります。

見えるといっても存在の確認だけが多いのですが、それでも渦巻きが見えるものもけっこうあります。

こだわらない天体観測【コスパとタイパが大事】

天体にはとても不思議で美しいものがたくさんあります。ひとつにこだわって、より詳細を見ることも楽しいでしょうが夜空の無数の天体を気ままに流し見する観測もありです。

あまり知られていない奇妙な形の天体に出会えることがあるかもしれません。夜空にはDSO(銀河、星雲、星団)と呼ばれる膨大な天体が溢れています。

天体観測は筋書きのないドラマです。自動導入経緯台でひたすら追いかけて見る電子観望で宇宙を彷徨いましょう。

天体望遠鏡に関しての記事はこちらからです
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